店長青山です、
【 新品の靴を買ったらまず、
一番最初にするべき事 】
として、よく雑誌などで
紹介されていますし、昔から
言われ続けている事があります。
それは、
『まだ新品で真っさらな
靴の状態のうちに
防水スプレーを吹きかける』
というものです。
ハッキリ言えば
これは間違いです。
しかし、
あろうことかこれを
おもいっきりやってくれる
店も多いのです。
新品の靴を買ったら
その場で
「 当店のサービスですので
防水スプレーを
かけておきますね!」
といって、これから
購入する靴にたっぷりと
スプレーを吹きかけて
くれるのです。
正直に言えば
これは余計なお世話です。
もしこのような事が
起こりそうだったら
次からはきっぱりと断って下さい。
靴の寿命を縮めます。
実は
『 靴が綺麗な状態のうちに
汚れが付かないようにする 』
という考え方そのものは
間違いではありません。
その点では防水スプレーも
とても理にかなった
方法と言えます。
しかし、何もしていないのに
『 いきなり防水スプレーを吹きかける 』
という行為が順番的に
間違いなのです。
靴というのは流通経路に乗って
あなたのもとに届くまでの間に
『 乾燥が進んでいる 』
というお話をしました。
乾燥がするんでいる革に対して
防水スプレーをかけたら
どうなると思いますか?
表面で表面で水をはじくための
膜を作ってしまうので
水分やクリームの栄養が革に
浸透しなくなってしまいます。
いきなり防水スプレーを
吹きかけることによって
その革靴の乾燥を
『 さらにおし進める結果 』
になってしまうのです。
今までに、靴を買って来たら
いきなり防水スプレーを
吹きかけてきたのであれば
次からは行わないようにしてください。
それではまた!